#18 カナタの名言/ユンファの大変身について/毒親漫画としてのアストラ
『彼方のアストラ』18話の感想・考察(ときどき妄想)になります。
最終話までのネタバレを含んでいます。
カナタの名言
前回に引き続きカナタ大絶賛です。
「お前が母ちゃんにどういう風に育てられたのか知らねえけど、オレたちはもう子供じゃない 夢があるなら親に逆らったっていいんだ」
こんなに成熟した高校生普通いる?
ユンファにとっては、彼らの仲間になれたことでようやく母親に愛されようと我慢に我慢を重ねて尽くし続ける健気な子供である自分を手放せたんだと思います。
ユンファの大変身について
最後の2ページも本当に好きですね。
篠原先生、奇跡を見せていただきました・・・!(涙)
もしユンファが最初からこのビジュアルだったとしたら多分ここまで感動することはなかったんじゃないかな。
疲弊してズタボロの雑巾みたいな状態になってしまった人間(いや、ユンファは何もそこまでじゃないですが)が他者から温かく労わられてやがて見事に輝くってストーリーに弱いんです・・・。
ユンファの外見が断然可愛くなったのはもちろんなのですが、こうして読み返すと変化前のユンファも愛おしく大好きです。
毒親漫画としてのアストラ
この2巻は何度読んでも泣かされますね。
読者さんの中にまさか器目当てで生み出されたクローンはいないでしょうが、ユンファの母親タイプにしろ他のメンバーの親タイプにしろ、愛情を欠いた親を持って現に苦しんでいる子供たち(アダルトチルドレンを含む)は決して少なくないと思います。
そういう子供たちにとってこの漫画が殻を破るきっかけとなってくれたら嬉しい限りですね(お前は作者か!)。
いや、でもアストラって大々的に銘打ってこそいませんが毒親漫画としての完成度は相当なものだと思いますよ。
篠原先生、素晴らしいエピソードをありがとうございました!
※2019/07/03 追記(公式ミニファンブックネタです)
ユンファとルーシー・ラムの和解(シークレットライブでの共演)が判明。
※2019/07/27 この点について別途追加考察記事をアップしました。
おかげさまでブログも無事軌道に乗り、アクセス数も少しずつ増えてまいりました。
3巻に続きます。
お読みくださりありがとうございました!
こちらも私的にユンファの奇跡的名シーンだと思います
毒親漫画の目指すところ
原作感想考察記事一覧(まとめ)を見る