#34 ルカのオリジナル登場/キトリーの思い/「オレ達が家族だ!!!!」
『彼方のアストラ』34話の感想・考察(ときどき妄想)になります。
最終話までのネタバレを含んでいます。
ルカのオリジナル登場
まさかルカを苦しめてきたISまで意図的に作られたものだったとは・・・。
つくづく恐ろしい話ですよね。
3巻でルカは
「ウルガーさんほどじゃないすけど 愛されてないのは同じっす」
って言ってますが、いやいや、ルカの背景にウルガーのお兄ちゃんみたいな輝く星はないですからね!
真っ暗闇ですからね!
それでもウルガーの悲しみを思いやってあの時ああいう言い方をしたルカは、まさしく一等星だと思います(なんのこっちゃ)。
キトリーの思い
「ママの事決して好きだった訳じゃないわ でも 家族には無条件の愛情があって アタシは愛してたし 愛されたかった」
キトリー・・・(涙)。
この時までのキトリーのように、(こういう言い方を許していただければ、盲目的に)「家族には無条件の愛情がある」と信じている人は未だに少なくないと思います。
実際には戦前の全体主義思想(国家が国民を戦争に駆り立てるために都合のいい愛国心を植え付けたアレ)の名残にすぎないと思うのですが。
それでも愛のある恵まれた家庭に育つ子供たちはいいんです。
問題は、愛の乏しい家庭に育つ子供たちがその思想に苦しめられてしまうことだと思うんですよね。
この作品のように、メディアはタブー視することなくもっと「家族に無条件の愛情がある」というのもまた一つの考えにすぎないということを発信していくべきだと思います。
「オレ達が家族だ!!!!」
「親はいない それがどうした!捨てられたクローン!?それがどうした!オレ達は同じ運命の下に生まれて 一緒に苦難を乗り越えてきた 家族じゃねえか!!みんなで帰ろう そして自分になるんだ」
号泣。
私的には名シーンだらけのアストラ全巻の中でも間違いなく3本の指に入ると思います。
カナタ最高。
これ以上の言葉は不要というものです(手抜きじゃないよ笑)。
#35に続きます。
お読みくださりありがとうございました!
カナタの名言はほんとに多いですよね・・・
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