#22 この回のあらすじ(捏造あり)/ウルガーを取り巻く仲間たち/不死の意味について考えさせる傑作
『彼方のアストラ』22話の感想・考察(ときどき妄想)になります。
最終話までのネタバレを含んでいます。
この回のあらすじ(捏造あり)
ウルガー「(みんなの前で)運命なんだよ お前と同じ班になったのも運命なんだ」
ルカ「友達だと思ってたのに!」
ルカ 脱ぐ
→オイオイオイオイどんな話だよ!
・・・ごめんなさい土下座して謝りますそんな話じゃないです。
先陣を切ったウルガーでしたが、完全にルカの後手勝ちに。
銃口を突き付けながらも非情になりきれない表情とかめっちゃ驚いてる表情(何コマもある)とか愛しいなあと思います。
ウルガーのこういうところは、決して弱さや未熟さではなく、むしろ堕ちることを拒否する強さや人間らしい優しさの表れだと思います。
はあ・・・ニヤニヤが止まらないわ(うるさい黙れ)。
ウルガーを取り巻く仲間たち
それにしてもこの全員を観客にしたド派手なウルガーショー(ニヤニヤ)はユンファの時とは対照的ですね。
そしてそれに対するみんなの反応が本当に優しい・・・。
カナタ「つらい話をさせてすまなかったな でもオレは初めてお前という人間を知れた気がして 嬉しいぜ(あっけらかんと)」
ザック「なんて人生送ってんだ・・・(同情的)」
ルカ「オイラ達は似た者同士っす オイラウルガーさんの気持ちわかりますよ いや オイラだけじゃない みんな色々抱えてるし だからこそ他人の気持ちを思いやれる人達ばかりっす 1人じゃないっすよ」
etc
ウルガーを冷めた目で見てるメンバーなんて誰一人いません。
こういう温かさがまたオリジナルたちの冷酷さと見事に対照的で、ほんとにこの子たちは人として素晴らしいと思わせます。
不死の意味について考えさせる傑作
さて、この作品ではカナタの恩師、ウルガーの兄、そしてセイラといずれも主役級の名キャラクターたちが若くして命を落としていますよね(表紙に再登場させてくれていることに感謝)。
しかし、彼らの遺志は彼らの人徳によってその下の世代であるカナタやウルガー、シャルス、アリエスなどに受け継がれました(特にカナタの恩師についてはカナタと血の繋がりもありません)。
他方、オリジナルたちは違法クローンや記憶移植術を使って自分たちを後世まで生き永らえさせようとしましたが、彼らの野望はほかならぬ自分の分身であるクローンたちによって阻止されました。
この作品は、本当の不死とはどういうことなのか、深い示唆を与えてくれる傑作だと思います。
#23に続きます。
お読みくださりありがとうございました!
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