#9 ウルガーの父親について考えてみる/ウルガーの兄の死の真相/ウルガーの兄はどこまで突き止めていたのか
本日5月5日はカナタのお誕生日ですね。
カナタ、お誕生日おめでとう!!
こどもの日生まれなんてなんだかカナタらしいですね。
キャラの誕生日祝いはファンサイト運営の醍醐味の一つだと思います。
これからも可能な限りお祝いしていきますね!
ウルガーの父親について考えてみる
勝手な推測ですが、私は、ウルガーの父は他のオリジナルたちのようにもともと若返りの強い野望を持っていたわけではないと思っています。
たまたま計画に必要な人材として話を持ち掛けられて滅多にない話につい欲が出た、というところでしょうか。
私はウルガーの兄が死んだときのこの教頭の悲しみや
「お前ならよかった」
は本物だと思いますので、自分が先に実験台になってうまくいったら妻子にも同じように永遠の命を与えようと思っていた可能性も高いと思います。
ウルガーの兄には若返りを望むぐらいの年齢になってから打ち明けるつもりだったのかもしれません。
ただ、そんな目論見に反して、ウルガーの兄は徹底して兄弟差別して育てたにもかかわらず親に染まることなく弟を愛情深くかわいがり、皮肉にも世の父親が誇りに思うような正義感溢れる立派な大人に成長して父親の悪事を暴く側にまわってしまった・・・といったところでしょうか。
ウルガーの兄の死の真相
ウルガーの家庭については思うところが多いので、複数回に分けて書こうと思います。
ウルガーの兄を消したのがオリジナルたちの一味なのは間違いないとして、いくらできすぎる息子に手を焼いていたとしてもこの父親が自ら愛息を始末した、というのはちょっとないかなあ、と。
それよりも、教頭はこの組織の中での地位はあくまで低く(4巻の密談シーンではラスボスみたいな顔つきしてますが)、暗殺計画のことも事前に知らされないまま(知ったら止めようとしたと思います)手遅れになってしまった、と考えた方がしっくりくる気がします。
だとすれば、この父親は組織に対して相当の恨みを持つはずですよね。
ひょっとしたら、マルクの一味がアリエスを班のメンバーに入れるように(他のオリジナルたちには事情を隠して)手を回してきたときに引き受けたのも、単純に賄賂のためというより、憎むべき組織のボスたる国王の一人娘(のクローン)を殺処分することで一人息子の復讐をしようとしていたのでは?なんて考え過ぎでしょうか。
いずれにしても、この父親はウルガーの立場にしてみれば酷い人物には違いありませんが、息子を失うという重い罰を受けて、逮捕前から苦しみは相当だったように思います。
ウルガーの兄はどこまで突き止めていたのか
エスポジトの養子であるルカの出生の秘密ぐらいまでは掴んたかもしれませんが、自分の家族が当事者であることを知るところまでは行きつかなかったんじゃないでしょうかね。
ただ、ウルガーの兄のジャーナリスト魂の源がそもそもは自分の両親への不信感なのだとすれば(「大人達にだまされるな」の大人は一番に両親を指しているように感じます)、興味を持って追いかけた先にこの陰謀があったというのも全くの偶然というよりある意味必然だったように思います。
ちなみに私はこのお兄ちゃん、大好きです。
『ベイマックス』を思い出します(え?)。
#10に続きます。
お読みくださりありがとうございました!
※2019/09/19 追記
アニメ最終話にて、お兄ちゃんをめぐるウルガーと教頭の対話がなされました。
カナタと母親考察
セイラと父親考察
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