#27 惑星イクリス/ふう/『彼方のアストラ』のサクセスストーリー
『彼方のアストラ』27話の感想・考察(ときどき妄想)になります。
最終話までのネタバレを含んでいます。
惑星イクリス
今回からイクリス編の始まりです。
飛行生物にしても食虫植物にしても、ドラポンちゃんのような愛嬌もなく(いや、ドラポンちゃんもフニを食べようとしてましたけど・・・)不気味な様相です。
こんな陰気な惑星で自分がクローンだなんてわかったら果てしなく落ち込んじゃいそうなものですが、我らが主人公たちがそんなイクリスの闇を跳ね返すかのように颯爽と前を向いていくところが印象的でしたね。
ふう
さて、ここで一息ついて少し作品全体について語ろうと思います(一息つける状況か!)
アストラのコメディ要素について。
この回にしたところでシリアスな展開の連続の中でもカナタがこけるやらザックコールが巻き起こるやらで、随所に笑えるシーンが盛り込まれてますよね。
こういう篠原先生のいつでも読者を楽しませようとしてくれるスタンス、本当に素敵だと思います。
人にも寄るでしょうが、コメディを描き続けるってシリアスを描き続けるよりメンタル面でハードって聞いたことがあります。
先生の場合もちろん天賦の才能と作品愛あってこそここまでのものが描けたのでしょうが、加えてコメントにある苦心談から察するにきっと努力されたところも多分にあったと思います。
このブログも微力ながら、これから重くなっていく後半の感想も読者様に少しでも楽しんでいただけるよう書いていけたらと思います!
※2019/06/23 おかげさまで全話感想を書き上げました!!!
『彼方のアストラ』のサクセスストーリー
そしてもう一つ、ぜひとも書いておきたかったこと。
そもそも私がこの漫画を読もうと思い立ったのって、アストラがジャンプの連載会議でボツになった経緯のある大賞受賞作品って聞いて興味を持ったのが始まりなんですよね。
もうこのエピソード自体が最大のキャッチコピーじゃありません?
篠原先生にしてみれば、せっかく温めてきた大事な作品が落ちてしまってさぞ落胆されたことと思います。
それでも前向きに作品を練り直してジャンプ+で地道に連載して、じわじわファンを増やしてこれだけ素晴らしい作品を世に送り出したわけですから、もう篠原先生にこそカナタの
「がんばったな」
がぴったりだと思いますよ。
代わりに私が言いますね。
「健太、がんばったな(←偉そうだなオイ)」
#28に続きます。
お読みくださりありがとうございました!
カナタの「がんばったな」はいつも最高
物語終盤はただただ圧倒されてました
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