追加考察 フニ&キトリー&ザック編①(公式ミニファンブックを読んで)
お待たせいたしました!
今回からアニメ感想と並行して全3回に渡り、まとめや追記でも予告した公式ミニファンブックネタをやろうと思います。
公式ミニファンブックって何?って方もいらっしゃると思うのでお伝えしておきますと、TVアニメ放送開始を記念して今月新たに数量限定で発売されたコミックス全5巻セットの付録のことです(『Seven Years』というタイトルがついてます)。
内容は、アストラメンバー(ポリ姉も入るよ!)の7年間の軌跡と7年後の描き下ろしイラスト、さらにはユーモアたっぷりの用語集も付いた全16P。
うーん・・・気になるけどコミックスもう持ってるしもう一揃い買うのはちょっと・・・それにファンブックって言ったって16Pぽっちでしょ?ってそこのアナタ!
そうですよね、私も実に同じことを思いました(←え!?)。
思ったんですが(笑)、敬愛する篠原先生の「10連ガチャより安い」とのお言葉に、ささやかながらも1ファンとして売上貢献したいと思い直し、購入。
熟読。
ここに管理人の結論を申し上げます。
多少でも買い迷ってるなら本屋さんへ急げ(いや、急げって言っても交通にはくれぐれもお気をつけくださいね!)。
↓販売書店リスト↓(売り切れ御免)
https://shueisha.app.box.com/v/astralostinspace-set
単行本時のファンサービスの半端なさは健在です。
それも今回はオマケではなく続きです。
濃い。
とてつもなく濃い。
とりわけ管理人のような考察(妄想)ブロガーにとっては、この情報をもしスルーしていたらと想像するとそれこそ32話の凍死寸前のカナタのように歯のガタガタが鳴り止みません。
冗談はさておき(笑)。
そうは言っても、このブログを読みに来てくださっている方の中には、お近くに該当書店がなかったりお小遣いが足りなかったりで買いたくても買えない方や、買わない意志の固さは岩のごとし(笑)って方もきっと少なからずいらっしゃいますよね。
このブログはそんな方たちにとって情報源の一つとなり得る程度の本小冊子のネタバレを含みます。
ただし、ここでご理解いただきたいのは、あくまで当ブログは考察メインであって決してすべての主要情報を網羅的に載せているわけではない、ということです。
この点をご了承いただいた上で、ここから先をお読みいただければ幸いです。
それでは、本題に入ります!
今回管理人が延々と膨らませていく(笑)のは、フニ&キトリー姉妹、さらにはザック絡みの以下の記述についてです。
・フニ・・・育ての親が死亡したという情報が虚偽だと判明し後に再会。養子縁組を行い養女となる。その後しばらくはキトリーと共に3人で同居。
・キトリー・・・高校卒業後一人暮らしを始める。ザックの態度に業を煮やし別れを切り出すが、数か月後ザックからのプロポーズを受けて学生結婚。卒業と同時にザックと住み始める。医師免許は持っているが病院には勤務せず専業主婦となる。
・ザック・・・在学中に交際中だったキトリーと破局。勉強や研究に集中するあまりキトリーをないがしろにしたことが原因だった。卒業直前に復縁、その後結婚。
なかなかにリアルな設定きましたよね・・・(笑)。
それでは、順番に見ていきますね。
フニの母親にはどんな事情があったのか
この度フニの母親が以前の記事「フニの母親はどうなったのか」中の「グレー」であることが判明しました。
篠原先生、答えを教えてくださりありがとうございました!
ただ、具体的に彼女にどんな事情があったのかについてまでは触れられていなかったので、管理人の推察力をフル回転させてこの謎に迫りたいと思います(偉そうに書きましたがお馴染みの妄想劇場のことですハイ)。
~外伝 フニの母親の半生~
若く美しくとも不幸な身の上の女性フニーナ(仮。←どんだけふざけたネーミングなんだ・・・)。
さらに不運は重なり、事故で危うく右腕を失ってしまうところをキトリーの母の病院に担ぎ込まれる。
難解な手術は見事成功。
感謝するも治療代が払えないフニーナ。
そんな彼女にキトリーの母が目を付ける。
ちょうど内密に代理母を探していたところだった。
フニーナの弱気な性格に付け込んで巧みに取引を持ち掛けるキトリーの母。
内容は、治療代をチャラにし、今後の生活の保障もする代わりに、田舎の隔離された環境の中で代理母としてフニを産み育てる事だった。
キトリーの母に言われるがままにフニを産み、育て始めたフニーナ。
定期的に詳細報告をしなければならず外部との接触制限などもあったものの、豊かな自然の中で食べるものに困ることもなく、フニーナはそれまでの不幸を忘れ、愛情を持ってフニを育てていく。
そうして穏やかに時は流れ、10年という月日が経過。
それは突然のことだった。
いつものようにフニーナがフニを家に残して近くの川に洗濯に行くと、そこに大量のグラサンのおっさんが!
フニーナ、拉致される。
数か月に渡る監禁の末、ようやくキトリーの母の命令で解放された時にはフニたちは既に宇宙の彼方だった。
ショックを受けるフニーナ。
事前に医学発展のための長期的実験に協力してほしいとは聞かされていたが、まさかこんなこととは。
フニーナを消すかどうかについては組織の中でも意見が分かれたが、ウルガーの兄のように全てを公表する勇気も証拠も彼女にはない以上これ以上危険を伴う殺しは控えた方がいい、というのが組織の結論だった。
事実、キトリーの母の脅しに簡単に怯むフニーナ。
フニのことは実の娘のように愛してはいたが、今さらどうあがいてももうあの子は帰ってこないのだから、と半ばあきらめてしまう。
新しい戸籍と住居を用意され、抜け殻のように時を過ごすフニーナ。
そこへ奇跡の帰還のニュースが飛び込む。
躍り上がってフニにすぐにでも会いに行きたいと思う一方で、自分にはその資格がないと思い悩むフニーナ。
しかし意を決して名乗り出、警察の捜査に全面的に協力することに。
後日、フニと再会し、涙の謝罪。
軽くホラーな展開ではあるが、10年間を密に過ごしてきたフニには「なんとなく」フニーナが実は死んでおらず何か事情があって身を隠しているだけだということがわかっていたのだった。
これからは娘を守れる強い女性になることを誓うフニーナ。
そんなフニーナをフニは受け入れ、親子は抱き合い、ようやく包み隠すことのない本当の親子となる。
こんな感じで一応の辻褄は合いますかね?(色々とふざけててすいません)
三人暮らしを経て一人暮らしへ キトリーとザックの破局の経緯
さて、事情はともかくも、フニと母親はめでたく養子縁組し、フニ・キトリー・フニの母親の3人での生活がスタートします。
管理人、このパターンは予想してなかった・・・!
てっきり、
帰還後しばらくはキトリーが善良な元使用人たちの力も借りつつフニの主たる保護者に
→早い段階で婚約者ザックと新居を定め、3人での生活スタート
→7年後も3人暮らしか、もしくはフニが高校に進学するのを機に独り立ちして寮にでも移った
ぐらいに勝手に想像してました(7年後のフニは性格的にもキトリーの影響をかなり受けてる感じがしましたし)。
ヒデじいどこに行っちゃったんだ・・・(←そこ!?)。
ですが、この3人暮らしが予想外だったのは何も管理人だけではなかったはずです。
キトリーは大の妹思いですので、フニの母親が復活(笑)したことで状況が一変すると、フニにとっての最善を考えた末に3人での同居という決断をしたのだと思いますが、まあ・・・本音はやりづらかったんじゃないすかね・・・。
もちろんフニの母親はキトリーに感謝してできる限りのことをしたと思いますし、キトリーの方も以前ほど人間関係に不器用ではなくなってますので、三人暮らし時代は三人暮らし時代で宝物になったとは思いますが(何よりフニはこの二人が大好きですからね!)。
結局、大学に進学するとキトリーは親子のもとを離れ一人暮らしを始めます。
この一人暮らしっていうのが一つのキーポイントだと思うんですよね。
何のキーポイントかというと、ザックとの破局の、です。
子供の頃から使用人たちに囲まれて育ったキトリーにとって、この一人暮らしはきっと思いのほか寂しく、キトリーとしては早くザックから「オレの家に来いよ」的な台詞を聞きたかったんじゃないでしょうか(ちなみにこの頃ルカとウルガーはすんなり同棲ルームシェア中)。
ところがザックのリアクションはといえば、まあ、おそらく「一人暮らし?いいんじゃないか?」ぐらいだったでしょうね笑(注:ザックの方に悪気は全くありません)。
自身が一人を謳歌できるタイプなだけに、キトリーが今度ばかりは本気でまいっていたのに婚約者として手を差し伸べられなかったとでも言いますか。
そういうことが引き金の一つとなってまさかまさかの破局に至ったんじゃないかと思うんですよね。
長くなってまいりましたので②に続きます(笑)。
お読みいただきありがとうございました!!
フニ考察
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