追加考察 ルカ&ウルガー編② (公式ミニファンブックを読んで)
①の続きです。
ルカとウルガーはルームシェア時代に何があったのか
いよいよ核心部分ですよ。
妄想爆発ですよ(繰り返しますがくれぐれもご注意くださいね。ここから先は自己責任でお願いします)。
そもそも、この同棲&別居ルームシェア&ルームシェア解消エピソードをわざわざぶっこんできた意味、わかります?
普通に「ウルガーとは現在も親交が続いており、時々家に泊めてはイジってる」ぐらいの記述に留めておくこともできたところをですよ?
その上この直後に特定の恋人云々の記述を持ってこられた日にはね・・・
行間を読めって言ってるようにしか思えないんですけど(注:管理人はウルルカフィルター全開です)
ルームシェア中に何かあったんだろ。
むしろ何もなかったはずないだろ。
この点についてはいっそ何も触れずにそっとしておいてあげた方がいいんじゃないかと真剣に思い悩んだりもしたんですが(←え)、ルカ、ウルガー、悪い。
切り込ませてくれ。
始めに、ルームシェアのきっかけですが、これはもうウルガーが例の雨漏りの件(3巻オマケ)で家主とモメて追い出されてルカの家に転がり込んだのがきっかけ、ということでまず決まりでしょう(どんだけ雨漏りネタ&ウルガーが追い出される設定好きなんだ・・・)。
以前にも管理人の妄想上でルカに追い出されたウルガー
雨漏りネタが最高だった件
ルカの方も気軽にOKしたんじゃないかな。
まあウルガーさんなら手懐けてるから妙なことにはならないだろう、なんて計算したりして(笑)。
ただ、半ば無自覚だったにせよ、これは二人にとって、単なるルームシェアの枠を超えて、アストラ号のような「あたたかい家」を実生活の中にもう一度作り上げようとする試みだったんじゃないでしょうか。
愛されずに育ち、あたたかい「帰る家」に憧れる者同士の。
ここで、大所帯だったアストラ号と違い二人だけのいわば「新アストラ号」においてお互いの関係が問題になっていきますが、ルカの方で仮にウルガーと「兄弟」のような関係になっていくことを期待していたとして、我らがウルガーに果たしてその認識が共有できたか。
無理だろ(あくまで個人の見解です)。
だってウルガー、ルカのこと同性として見切れてないじゃん。
めちゃめちゃ意識してるじゃん。
カナタとルームシェアするのとは訳が違いますよ。
そんな状態で二人っきりで生活して友達以上に親密になっていったらどうなるか。
距離を詰められて自分にしか見せないような無防備な儚い表情でも見せられようものならどうなるか。
しかもウルちゃん、年頃の男の子です。
いつしか恋人のように接するようになってしまったとして誰に責められる(ドガアアアン)。
そして、敏感なルカがこれに勘付かないわけありません。
ルカのウルガーイジリは最高潮に・・・とはならず(笑)、実際にはルカもこれには少なからずグラッときちゃったんじゃないかと思うんですよね。
だってウルガー、どんどんカッコよくなってくじゃん(←何故小文字)。
明確な一線越えまであったかと言われれば私は「軽いイチャつき程度だったと思う」派ですが(←どんな派だよ)
長い共同生活です。
思いがけずルカの方でも恋人感覚になってしまう瞬間があったとしても、また不思議ではないと思うんですよね。
そんな瞬間は、穏やかな日常の中で心が一つに溶け合うようなまたとない幸福な時だったのではないでしょうか(だぁあああ書きながら恥ずかしい!←うるさい黙れ)。
ただ、その後ルカを異変が襲ったのだとしたら。
※ここからシリアス考察になります。ご注意お願いします。
これはファンブックを読んで私が勝手に危惧したことですが、ルカはひょっとしたらIS以前に歪んだ養育環境の影響で愛情に対して一種の恐怖を抱いてしまっているのではないでしょうか。
すべてを吹っ切ったような明るさ、達観した内面、誰の懐にも無遠慮に入っていくオープンな性格などから一見ルカに深刻な心の傷が残っているとは信じがたいですが、こういう繊細な問題って恋愛の局面で初めて浮き彫りになることも珍しくないと思うんですよね。
ウルガーとの急速な進展が、もしもルカに、最愛の家族から見放された恐怖体験をフラッシュバックさせてしまい、どうしようもなく混乱させてしまったのだとしたら。
ルカは巧みにウルガーを避けるようになっていったはずです。
ウルガーが長期の取材から戻ってきたときにわざと家を空けていたり、メールや着信をスルーしたりと。
そんなルカの自由奔放さにウルガーは頭を抱え、なんとかもう一度心通わせようと試みるも、これがあたかも束縛のようになってしまうという・・・(笑)。
ですが、仮にそれが真相だったとして、そんなルカの苦しみをウルガーは見抜いたんだと信じたいじゃないですか。
かつてのルカがウルガーの苦しみを理解したのと同じように。
今は自分が離れることこそがルカの心を守ることになるのだと、家を出る決断をしたんだと。
そうしてそれから先交流の機会は減ってもずっとルカのことを気にかけ続け、時には泊まらせてもらいつつ、いつの日かルカがたとえ相手が自分でなかろうと愛を受け入れて幸せになってくれることを自分は独身のまま待ち望んでいる。
理想です。
一方でルカは、この挫折経験にISのことも相俟って恋愛を断念してしまう。
で、ウルガーとは両想いの瞬間などなかったことにしてこれまで通りの友達付き合いを続けながら、ウルガーからの時折のあたたかな視線は避ける。
これこそが24歳時点の2人の関係だと私は推察します(妄想の自由は憲法で保障されております( ̄^ ̄)キリッ)。
以上の前提でもって③に続きます。
お読みいただきありがとうございました!!
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